新元号発表

去る4月1日、よりによってエイプリルフールの日に、新しい元号が発表されました。菅官房長官は、文字が書かれた額を掲げる前に、先んじて自分の口から「令和」を唱えました。

新元号の発表をみていて、自分が感じた率直な感想は、これで自分も3つの元号を跨ぐ人生になり、ひょっとしたら4つの元号を経験する可能性があるのだな、ということです。

思い返せば、まだ祖父が存命だった頃、明治生まれの祖父との会話でよく話題になったのが、おじいちゃんは明治・大正・昭和と3つの時代を生きてきて、すごく長生きで運がいいんだねというものでした。

しかし、冷静に考えてみれば、昭和がやや異例に長かった時代であり、平均すると30年前後で変わる元号は、普通に生きていると3つくらいは、誰にでも経験できるものであるらしいことが、大人になってからはわかりました。

それにしても、やはり昭和生まれの自分としては、平成の世の中になったときに感じた「過去の人」になったという、なんとも言えない、取り残される、時代においていかれるような感覚を、更に上を行くすっかり過去の時代という事実で上書きされることになろうとは、わかっていながらも愕然とする気持ちにさせられます。

次の令和の時代の天皇陛下も、自分より上の世代の御方です。もしかしたら、また自ら退位を宣言し、次世代にお役目を譲るとお考えになるとしたら、もう一度新元号誕生の場面に立ち会えるのかもしれません。

今の時代、元号が持つ意味合いは薄れているのかもしれません。特にまだまだ明治生まれの人もご顕在ですから、5種類の元号が入り乱れ、事実上、時間経過の基準にするにはやや不便と言わざるを得ないものになってしまっています。

日常生活では西暦のほうが便利だと感じつつも、日本の文化のひとつとして、尊重していきたいと、改めて感じさせられる出来事でした。

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